選択制確定拠出年金導入これってどうなの? シリーズ㉕
選択制確定拠出年金のデメリットは何ですか?
選択制確定拠出年金の場合には、
既存の給与の一部を掛金とすることにより
厚生年金保険料・健康保険料・介護保険料・労災保険料・雇用保険料・
所得税・住民税が削減されます。
その結果
◆将来の公的年金(老齢厚生年金)支給額が減ります。
◆労災保険の休業補償給付、雇用保険の基本手当(失業給付)、
健康保険の傷病手当金などを受給する場合の支給額が減ります。
ですが!!
社会保険料の削減効果、掛金や運用益、更に住民税の軽減をトータルして考慮
するとデメリットよりもメリットが上回る可能性が高いでしょう。
◆選択制確定拠出年金の導入・運用のために運営管理機関等のコスト
が発生します。
ですが!!
ほとんどの場合コスト費用額は、会社負担の社会保険料削減額よりもかなり少額になりますので、デメリットよりもメリットが上回る可能性が高いといえるでしょう。