選択制確定拠出年金について Part16
いつもご覧下さり、ありがとうございます。
最近はかなりの不定期ですが、ボチボチと選択制確定拠出年金に関する
ワンポイントアドバイスを行っていきます。
今日は確定拠出年金の特徴と年金制度上の位置づけについてお伝えします。
《特徴》
①自己責任で運用の方法を加入者が決める
②年金試算が加入者ごとに管理され、各加入者がいつでも残高を把握することができる
③ポータビリティが高いので、労働力移動が激しい業界や職種の加入者でも老後の年金が確保できる
④企業が倒産しても、それまで拠出された年金資産は確実に加入者の資産となる
⑤企業にとっては追加の負担が発生しないため、将来の掛金負担が予測できる
⑥掛金を算定するための複雑な数理計算が不要である
《位置づけ》
①確定拠出年金は公的年金ではない
②企業が公的年金にさらに上乗せした年金が必要と考える場合の新たな選択肢の一つ
③企業の従業員にとっては、従来の厚生年金基金や適格退職年金と並ぶ選択肢の一つ
確定拠出年金はこれまでの企業年金改革の必要性から登場したと言う事です。改革の背景に
既存の企業年金試算の運用利回りの低下による退職給付費用の増加、雇用の流動化、
公的年金財政の悪化などがあげられます。
自助努力による年金作りを2001年の16年前からアナウンスしていますが、
皆さんの意識はどうでしょうか?